申し訳なさでいっぱい…

2020年1月21日(火) 31日目

今日は朝からモンゴルへ行こうと計画をしている日。

というのも、私の持っている観光ビザは30日以内有効のものなのでこれからの中国観光の予定日(2月4日出国予定)には少し足らず。ビザ延長しようにも旧正月を挟んでしまうので手続きができないだろうと思い、苦肉の策で1度中国を出国してから再入国し15日滞在を伸ばそうと思っていたのです。(21日に再入国すると15日間滞在可能になりぎりぎり2月4日まで中国にいれるだろうという計算。)

しかしここで問題が…。

連れてきてもらった中国とモンゴルの国境地(甘其毛都口岸)では、中国人とモンゴル人しか行き来が出来ないとのこと。その他の人間はエレンホトからモンゴルへ入る必要があると…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これ知ってた…。

いや、正確には鉄道で国境を越える場合にはエレンホトからしか入れないという情報をネットで読んでいたというのが正しいか…。

現地の人が言ってくださっているし、鉄道で越えるわけではないんだろうし…とあえて何も言わなかったんですけど、まさか「日本人が滞在の日数を増やしたいから、1度モンゴルへ行ってから中国へ戻ろうと思っている。」なんて状況になんて早々なるわけないんだしそんなこと知らなくて当然ということを考えきれていなかった…。

私の滞在日数が増えないなんていうことはどーーーでも良いけど、ここまで連れてきてくださったハスさんに本当に申し訳なくて…。モンゴル国境まで600km以上あるのに…そしてまたその距離戻らなくてはいけない…。

もう本当に自分の情けなさに泣きそうになりながらハスさんの運転してくれる車でハスさんの地元まで戻ってきました。

2日前に見過ごした黄河を今日はきちんと見ることが出来ました!本当に大きい…。

砂漠もありました!

「砂漠は孤独で美しい。」

ハスさんの言葉です。

本当にその通り。

しかしハスさん本当に優しい…。結局当初の目的を果たせないまま終わった今回の3日間。私は観光も出来たし、車に乗っている間の景色が本当に素敵で楽しかったので大満足だけどハスさんはひたすら長距離運転してくださって、言葉もろくにわからない私のために食事やホテルのお世話まで…。今日も見える景色について色々と教えてくださったりとただただハスさんの優しさと大きさに感謝するしかありませんでした。

600km以上の車旅を終え、夕方カツさんのお店へ到着。

カツさんに状況を説明すると

「疲れたでしょう。」

と優しくて迎えてくださいました…。もう本当に私はここへきてから人の優しさにしか触れていない…。

そしてカツさん、おもむろに私の手をとって磨き始める…。

好きな色を聞かれたので答えると

あっという間に綺麗な指先へと生まれ変わりました!

…私は一体この人たちに何を返すことが出来るんだろうか…と考える1日。

残りの日にちで少しでも何か役に立てたら良いなー…。

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